優しきアニメサイコ。
前置きがいつも長いのでさっさと。
僕は地元に帰るとよく高校のときの友達5人組で遊ぶ。
よしき
(ゲームを握って輝いていた、いつかの彼。 - よぉ。『俺、えいじ』だ。)
美少女ゲーム大好きな彼女持ち。彼女には隠してる。すこし気が弱いが優しい良いヤツ。
やすたつ
(サボり上手 と 僕の手元には届かないコントローラ - よぉ。『俺、えいじ』だ。)
高身長、イケメン。準備片付け手伝わないマン。あと実は韓国×日本のハーフ。
ひろと、こいけん、僕の5人だ。(文字は「」の色)
今日はこのこいけんの話をしようと思う。
まだ次回もこの5人の説明しなきゃいけないのか。
早くこの説明をせず本題に入りたい。
さっさと片づけてやるぞ、ひろと、こいけんめ。
なんだお前ら。四人も居座りやがって。
こいけんは高校時代からの友人である。
5人でダラダラしてるときいつも少したどたどしく話すよしきが大きく噛んだりすると
「んぐぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛」
と奇声を上げながら首をしめたり、コンソメのポテチを食った手でよしきのメガネレンズをニギニギするサイコ野郎だ。
しかもシラフで。これが進学校の生徒会副会長なのだからホント終わっている。よく選挙勝ち上がったな。
まぁ、推薦の選挙演説をしたのは僕だけども。そんときの演説内容は覚えていないけどウケるように頑張った。
結果みんなにすごい笑ってもらえた。
奥で体育の勝川先生が恐ろしい顔で僕を見てた。ふざけすぎた。
そんないつもこいけんにイジられまくってるよしきが俺とふたりのときは
「こいけんはね。マジで良いやつだよ。」
といつも言ってくるからその通りなのだろう。俺もそう感じる。心優しいモンスターである。
こいけんとの初対面はよしきによる紹介だった。
高1のとき僕はみんなと別のクラスだったのだが、こいけんと同じクラスだったよしきが
「俺のクラスにすげぇアニメ詳しいやついるから来ない?」
と休み時間にウチのクラスにきた。へぇ~と思って会いにいったのが始まりである。
実際1年後みんなでYOUTUBEの「アニソンメドレー500曲!!」みたいなのを流しながら、知ってるアニメが何本あるかみたいなことをした。
やすたつが180程度
よしきとひろとが280程度
僕が320程度
こいけんは487本だった。お前はなぜコミュ障でも引きこもりでもねぇんだ。時間の絶対数は同じはずなのに。
その動画を見ながら色々そのアニメのあらすじとか聞いていた。
「知らない?『吉永さん家のガーゴイル』。」
「知らねぇよ。なんだよそれ。ペット?タイトルでもうオチてるじゃねぇか。」
「知らないのか。面白いのに。」
「タイトルでもうだいたい内容は分かるしもういいよ。どうせなんかモンスターなペットの話でしょ?」
「うん。まぁ、そうだよ。吉永さんが商店街で福引引いたら三等のガーゴイルを当てる話だよ。」
超面白いじゃねぇか。
そんな感じの優しくて面白いヤツである。
ときどき夜に冷蔵庫の中身を持って、
「ごめん!えいじ!電気止められちゃったから今日泊めてくんない?」
って家に来てた。相変わらずぶっ飛んでるな。
でも今はちゃんと生活できてるから安心して。